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自分と写真

Taiga

鳥たち

2016年に一眼レフを購入してから8年たった。

家には、僕が生まれた時の写真がある。おそらくこれが初めて撮ってもらった写真だろう。特段カメラ好きな家庭ではない。それでも小さい頃から普通程度に写真と関わってきた。アルバムも何冊かある。自分や知っている人が写ってる写真をみるのは楽しい。

ただ、なんとなく、写真に対して嫌悪感があった。今でも多少はある。何が気持ち悪いのか。独特の生々しさも気持ち悪いが、死を意識させることかなと感じてた。この世にある全てのものは生み出された瞬間から崩壊に向かって時間が流れてる。

小さいころ、ひいおじいちゃんが亡くなった。お葬式では遺影が使われる。そもそも小さい頃なのでお葬式自体がなんか怖く感じてるし、そこで使われる写真も「かなしさの塊」みたいな印象をずっと持っていたのかもしれない。(そのひいおじいちゃんが写真家だったことを僕が35歳になってから知ったのは別の話)

そんなこんなで特に写真にのめり込むことなく社会人になった僕は、しばらくしてからWebデザイナーを目指して社会人用のスクールに通った時に写真を少しだけ勉強する機会があった。

そこから、めちゃくちゃ軽い気持ちでスキルシェアサービスに「プロフィール写真撮ります」という名目で出品した。これが2016年。そこから8年間プロフィール写真を撮り続けてきた。

撮り始めてから6年くらいは別に写真のことなんかどうでもよかった。別に嫌いでもないし、ちょっと好き。くらいの気持ち。毎日写真撮ろうなんてモチベーションもなかっただろう。ただ、サービスがそこそこ人気で週2,3回撮影させてもらう機会をいただいてきた。

継続は力なりとはよく言ったもので、写真を撮りたくない時もそうじゃない時も、良くも悪くも写真と接してきてもっと上手に撮りたいという欲も湧いてきた。そんな時にYoutubeでシノタクさんという人のチャンネルを見るようになった。

シノタクさんは、毎週日曜日に一般の人から写真を募集して講評してくれたり、もっとよくするにはどうレタッチしたらいいかというライブ配信を行なってくれていた。僕も2回くらい応募して実際にレタッチしてもらったりした。レタッチってすごい!って学んだ。

その後も勉強も進めた。シノタクさんがライブ配信をしなくなった頃、鈴木心さんのYoutubeを見始め、さらに学びを深めていくことになる。その中で、ペンティ・サマラッティの写真をみて、写真に対する考え方が変わった。

それまで「気持ち悪い」と思ってた写真に対する価値観をぶっ壊してくれた。ペンティ・サマラッティの写真がすごく受け入れやすくて、優しくて、暖かくて、生きてる感じがした。みているだけで、穏やかな気持ちになれる。

ぼくは人生のテーマとして、やさしい人で在りたいと思ってるし、優しくなるのってそんなに難しいこと?って問うてる。写真をみるだけで優しい気持ちになれたら最高だと思う。

だから今は撮り続けてる。世の中に優しさが溢れるといいな。

Taiga

Photograph & Engineering / 写真家 /

コンサルティング会社 → 新聞社でweb制作。写真とエンジニアのスキルを使用してプロジェクトに従事。

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