仕事場の椅子に座ってるポートレートが好き。

アレック・ソスの展示をみた。すごく印象深かったのが椅子に座ってるエグルストンを撮影した写真。エグルストンは部屋の中で仕事か作業をしている。おそらく音楽制作をしているんだと思う。そして部屋には雑然とものが置かれている。
僕は仕事をするときカメラやパソコンを使う。大工さんだったら工具、 尾花夏樹だったら調理器具。それぞれ専門の道具を使う。

仕事で椅子に座ることも多々ある。けど椅子はその人を支えるだけで、仕事の成果物には影響しない。座っているという状態は立っているよりもリラックスしている。でも体以外は目の前の課題に集中して緊張している。
弛緩と緊張の間にいる。
写真家、奈良原一高さんは自身の闘病生活で、「光は闇の中に、生は死の中に」とつぶやいたそうだ。写真は光と闇できてる。
仕事場に座った人の写真の輪郭は、写真そのものの輪郭と重なるのではないか。
それとは別に仕事場の小物とかも一緒に映るから、その人がどんな人なのか垣間見えるのも好き。
コンサルティング会社 → 新聞社でweb制作。写真とエンジニアのスキルを使用してプロジェクトに従事。