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【イベントレポート】思いつかない人のコンテンツ思考塾

成田ガルガリオン

こんにちは、ガルガリオンです(@Garugarion)

あれやりたいこれやりたいってすぐなんでも思いつく人って頭のなかどうなってるんだろう? 天才かな? って日ごろ考えてます。そこで、どうやって企画って考えてるんだろうというささやかな疑問を解決するために、先日(2016年の年末)恵比寿にある株式会社DMM.comの本社で行われた「思いつかない人のコンテンツ思考術」のセミナー内容を自分なりにまとめてみます。

登壇者

カツセマサヒコさん(@katsuse_m)

カツセさんはタイムラインの王子様という二つ名で、twitterの中で妄想ツイートを繰り広げて、いろんな人からの共感を集めたり、本業ではライター、編集者をつとめ様々な記事を公開しています。また、ラジオ出演やセミナーでの登壇など幅広く活躍。そしてすごくイケメンで声も柔らかくて最高です。

という訳でカツセさんの企画術を紹介していきたいと思います。

※この日、登壇者さんはカツセさんのほかに2名いましたが割愛させていただきます。

目次

  • 1「時事ネタ」をひねる
  • 2「好き」を活かして熱量に変える
  • 3「バズったネタ」を深掘りする

「時事ネタ」をひねる

話題のニュースをひねって企画をつくる方法

2015年12月「ベッキー&ゲス川谷不倫騒動」がありました。この騒動では、ゲス川谷とベッキーがLINEを使用して連絡を取り合っていたことが報道され、LINEのイメージは大幅に低下しました。

そこで、カツセさんはLINEのイメージをハートフルな方向でアップさせることと、マイナビウエディングさんという結婚をテーマに扱うメディアに掲載することを加味して企画を考えました。その結果▼
【LINE晒し】金曜夜の新番サラリーマンに「愛してる」と送らせた
という記事が出来上がりました。
この記事はタイトルの通り、金曜夜に新橋で飲んでいるサラリーマンにLINEで奥さんに「愛してる」って送らせて奥さんの反応を見てみるという何とも心温まる記事です。

おーい、旦那さん! 今すぐ愛してるって奥さんに送って! そして今夜はあの頃の二人に戻って!!思いっきり!!!セッ!!!! すいません取り乱しました。

時事ネタをひねった記事は、スピード感が非常に重要

この記事のリリースは2016年1月下旬。不倫騒動自体は2015年12月ごろでしたが、2016年1月にセンテンススプリング事件が発生し運よく再炎上。その効果もあり記事の話題性は抜群でめちゃめちゃバズったそうです。

時事ネタをひねる記事を書くときに気をつけていること

毒を吐いたり、批判したり悪い方向に乗っかるコンテンツはバズることは多々あります。が、全然面白くない。だからなるべくプラスイメージに持っていくことだそうです。

プロレスに例えると悪役レスラーばっかりで血みどろの試合しかしてくれないし、よくても鈴木みのるがゴッチ式パイルドライバーぶちかますくらいだから、新日本本隊の棚橋弘至選手にハイフライフローしてもらったほうが観客も喜ぶと。そういうことでしょうか。(違うか)

カツセさんは他にもキュレーションメディア「MERY」でもこの方法で企画をしました。当時キュレーションメディアが無断転用記事でニュースにも取り上げられ叩かれました。
ただし、MERYはwebメディアなのに雑誌を作っていたりして、しっかりとしたファンがいました。そこでインタビュー記事を企画しましたそうです。

(記事見つかりませんでしたごめんなさい)

世の中的には叩かれたり、批判されてる対象でも、そのサービスのファンは少なからずいるので、そこをクローズアップすることでプラス方向にイメージアップができるのですね!

「好き」を活かして熱量に変える

カツセさんが趣味はtwitterというようになったきっかけがこの記事。
「位置情報がポエムすぎる」
僕もこの記事読んだ後にすぐにプロフィールをポエムに変えました。今はハードボイルド3丁目に住んでるんですが… 今のカツセさんのtwitterの住所… 東京て…

好きなことを熱量に変えて出来上がった記事はウケる

結果的には1日で12万pvを記録したこの記事ですが、フォロワーさんの位置情報を集めるため、エンジニアさんにシステム相談したり、集まった3万件の位置情報をたったの3人で全部チェックしたり… めちゃめちゃ大変な作業量でしたが、「好き」を熱量に変えることで記事を完成させることができたそうです。

「バズったネタ」を深掘りする

実際に深掘りした記事

安達祐実さんの旦那さん

「彼女は妻であり、最高の被写体でもある」夫・桑島智輝が語る、安達祐実オフィシャルフォトギャラリーの裏側

この記事、安達祐実さんの写真が載ってるのですが、めちゃくちゃ最高です。最&co.,です。

「YAMAHAのコピペ」から

「「YAMAHAのコピペ」ってどこまで本当なの? ヤマハ本社に聞いてきた」
ピアノからバイオ事業まで手がけるヤマハさんがどんなタイミングで多角化したのか解析した記事。よっぴーさんが本当はどうなんだ?ってヤマハさんに取材したそうです。

「チャリできた」から

「有名プリクラ画像「チャリで来た」 本人に当時の思い出を聞いた」
今その人たちが何をしてるのか聞きに行った記事です。

一度バズって話題になったものって、対象のほんの一部しか見てないことが多いからもっとちゃんと知ってもらったり、スピンオフ的な感じでサイドストーリーを付け加えてあげるといいのですね… 好きなドラマとかついつい続編とかスピンオフみちゃいますもんね。

編集の役割

ネットでバズることは本人の意思と関係ない場所で起こる。そのなかで本人の意図を伝えるのが編集の役割。そしてそのレスポンスの速さが大切だそうです!

まとめ

信頼される記事が大切。
誰でも文章は書けるけど、ちゃんと裏が取れてる、情報ソースがしっかりしてる記事を書けることが大切。
と申しておりました。

感想

カツセさん、めっちゃイケメンでした…

成田ガルガリオン

Photograph & Engineering / web creator / Narita Garugarion

コンサルティング会社を経て現職は新聞社でweb制作。フォトグラフ/バックエンド/フロントエンド/デザイン中心にフルスタックエンジニアとしてプロジェクトに従事。

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